ある日の東京ウエスト動物病院 Blog
糖尿病性白内障 - 2008年08月08日
ご訪問いただきありがとうございます。
当院では、白内障は犬、猫、うさぎなどで日常的に診ていますが、その中で、犬の糖尿病性白内障には希に遭遇します。
このような子は、高齢であることが多く、同時に心不全、乳腺腫瘍、皮膚疾患、内分泌疾患などの慢性でやっかいな病気を併せ持っていることが多いように思います。
それだけに、その子のための世話や介護のほか通院、費用面なども含めて飼い主様側の負担(?)が増えて、中には何もせずそのまま放置されてしまうケースも少なからずあります(でも、ペットを飼うということは全介護ということでもあるんですけどね・・・)。
逆に、中には、一つ一つの疾患をそれぞれコントロールし、全身をいい状態に保ち、ついには白内障手術にまでこぎつけるケースもありますよ。
糖尿病性白内障のヨークシャテリア 12歳
糖尿病性白内障の特徴は、上の写真のように、左右の目の白さ(瞳の中)が同じように進みます。でも、そうだからといって必ず糖尿病があるとは言えませんが・・・。
この子の白内障の進行度は高く、失明しています。目薬で対処しようという時期は過ぎていて、光を取り戻すには白内障手術しか方法はありません。
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