ある日の東京ウエスト動物病院 Blog
柴犬コロくんの強烈な内反症(Entropion) - 2011年08月12日
ご訪問いただきありがとうございます。
下の写真は、柴犬コロくんの右目の内反症(ないはんしょう Entropion)の治療(手術)後の所見です。
下側のアイラインは矯正され、
中に巻き込まれることはありません。
目はパッチリ開けられるようになり、
痛みからは解放されています。
58*00 KMR KOR
この子は、瞼(まぶた)が内側に巻き込む、先天性の内反症(ないはんしょう Entropion)のため、ずっと痛い思いをしてきました。瞼(まぶた)付近の毛が目の表面(角膜や結膜)に当たるので、痛みやキズなどの症状が出ます。
痛みのために目をつぶるのですが、そうすると、ますます痛くなり、さらに強く目をつぶります。
抜け出せない悪循環で、痛みから解放されることはありません。とても可哀想です。
下の写真は、初診時のものです。
下まぶたをかなり強い力を入れて手引っ張らないと
めくれません。それでもまぶたの一部はめくれ込んだままです。
目の表面にはキズもついています。
治療には手術でのアイラインの矯正が必要でした。
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痛みがとれたことを、飼い主の方はとても喜んでおられました。
なお、この術式についてはまた別の機会に紹介したいと思います。ポイントは、下瞼(したまぶた)部と外眼角(がいがんかく)部の2ヵ所です。
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