ある日の東京ウエスト動物病院 Blog
網膜剥離(もうまく はくり) Retinal Detachment Visual Image - 2010年08月23日
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網膜剥離(もうまく はくり)とは、その名の通り網膜が剥がれることです。
そのイメージを、目のモデルを使ってビジュアルに示すと下の写真のようです。
本来は張り付いている網膜の一部(赤点ライ
ン)が左の写真のように剥がれて浮き上がると
網膜剥離(もうまくはくり)となります。
剥離の時に、出血を伴うことも多いようです。
視力は、低下(Low Vision)するか、失明(Vision Loss)状態となります。網膜は何層もの神経細胞層から構成されますが、犬で通常最も多くみられる『滲出型(漿液がたまる)の網膜剥離』では剥がれる部分の網膜層は決まっています。
多くの場合は部分剥離ですが、かなりひどい状態であっても治療によって改善の可能性は大きいと思います。
ただ、再発することが多いので、継続的な眼科での観察と治療が必要です。
参考までに、剥離(はくり)のない、あるいは治った網膜のビジュアルイメージは以下のようです。
上の網膜剥離(もうまくはくり)の写真と
見比べてください。
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