ある日の東京ウエスト動物病院 Blog
もしかして、ペットへの差別? - 2008年07月27日
ご訪問いただきありがとうございます。
先日、患犬の抗インシュリン抗体の測定を、ふだんから利用している人医領域のある検査センターに依頼したところ、検査は受け付け、検体は持ち帰ったものの後日断りの連絡が入ってきました。
その断りの理由はなんと『動物だから』というへんてこな、理解に苦しむ理由でした。『人だって動物じゃないか!』と食い下がり、3度4度とやりとりをしました。
先方は動物での基準値を持っていないとか、参考値としてしか出せないとか、いろいろな理由があるんでしょうが、測定技術の面で問題なければ是非対応してほしいものです。
測定技術上の問題はないのに、単に『動物だから』という理由だけでやらない、やれないというのは差別に値するのではと私は感じました。
もしかしたら、イメージが落ちるなんて考えているんだろうか?
特異性の問題でできないとか、動物種差により反応が低下するとか、きちんと理解できる理由で測定ができないと説明してくれれば、そこに対するクリア法も考えられるに・・・。『動物だからできない』なんて何とお粗末な回答か、と唖然としました。『・・・センターのおおばかやろう〜!』と心の中で叫んでいました。
獣医療 Veterinary Medicine
動物病院だって、飼主様が大事にしているペットを真剣に診療しているし、何よりもペット自身が病気と命をかけて戦っていて、飼い主様もそれをできる限りサポートしてあげたいと望んでいるのに、単に『動物だから』というだけで測定できませんなんて、このご時世にあって何と貧弱な回答かと残念でなりませんでした・・・(つづく)。
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