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2018年10月10日

SARDS サーズ (4) - 2018年10月10日

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SARDS(サーズ)

SARDS(サーズ: 突発性後天性網膜変性症候群)に罹患した犬は、一般的に数日から数週間の間に急激な視力喪失を示します。この視力の衰えはあまりに急激なため、かえって飼主の方も気づきやすいようです。患眼の病理組織学的検査の実施例は少ないのですが、光受容体の外側セグメントの喪失を示し、網膜電図(ERG)検査では消失型となります。

臨床的に正常な眼底所見を伴う場合、この消失型ERGは本SARDSの顕著な特徴と言えます。通常、ERGにはその影響が現れない視神経炎や頭蓋内腫瘍など他の神経学的原因による急性視力喪失と鑑別することができます。

一般に、SARDS(サーズ: 突発性後天性網膜変性症候群)罹患犬は明らかな神経学的徴候(発作や痙攣など)を示しません。しかし、一部の患犬では、急性視力喪失と全身性の症状との関連が疑われる興奮性を示すことがあるとされています。当初の診察では、眼科検査の所見は正常であるか、もしくは視覚障害の程度を明らかにできる所見は得られません。特に、眼底は正常像を示します。

視覚障害の度合いと一致しない網膜の微細な変性または血管の変化は見られることはあります。一般的な網膜変性もしくは萎縮で見られる明白な眼科的徴候(網膜の菲薄化による過度のタペタムの反射性亢進、網膜血管構造の減弱、視神経乳頭の蒼白化など)は、SARDS発症から数ヵ月後に現れるとされています(つづく)。

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ejima_ac at 00:00 コメント( 0 )  この記事をクリップ!