ある日の東京ウエスト動物病院 Blog
2. 東京学芸大学附属小金井中学校の職場体験学習 2018 - 2018年08月01日
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前回に引き続いての『2. 職場体験記事』です。
東京学芸大学附属小金井中学校の職場体験学習(2名)を今年
2日間[2018(H30)年7月10〜11日]受け入れました。
中学生諸君から質問が出て、スタッフ[DVM(獣医師) Doctor of Veterinary Medicine、VN(看護師) Veterinary Nurse ]が答えていました。
1.なぜこの職業についたのか?
DVM(獣医師): 漫画(動物のお医者さん)を読んだ事が目指したきっかけです。
DVM(獣医師): 小さい頃犬を好きになったことがきっかけ(散歩中の犬をほとんど触らせてもらってい
た)。
VN(看護師): 元々は獣医師になりたかったが、小さい時行った動物病院で細かいケアをしている看護師さ
んを見て憧れていたから。
2.仕事をしていて嬉しかったこと(素晴らしいと思ったこと)
DVM(獣医師): 処方した薬がよく効き、症状が良くなっていってくれた時、飼主の方と一緒に喜べること。
DVM(獣医師): 飼主様にありがとうと言われること。
VN(看護師): 動物の扱い方を褒められた時。
3.仕事をしていて辛かったこと(大変だったこと)
DVM(獣医師): 安楽死。
DVM(獣医師): 動物が非協力的なこと。
VN(看護師): 動物が亡くなること(長く通院していたりなど)。
4.どのような過程を歩んできたか? また、取得した資格はあるか?
DVM(獣医師): 麻布大学獣医学部獣医学科(旧淵野辺高等学校から進学)。
DVM(獣医師): 小→中→高→大学(獣医学部)。
VN(看護師): 小→中→高→専門学校を卒業し、1年間教育者としてトリマーの教育職に就いたが、体を壊
し療養したのち、現在の仕事に就いた。
5.忘れられないエピソード
DVM(獣医師): 安楽死や亡くなったペットとその飼主様のこと。
DVM(獣医師): ずっと診ていた子が亡くなってしまったこと(救えなかったこと)。また、結果はどうであ
れ、飼主様が、それでもアルバムや品、手紙などをくれること。今でも大切にしています。へこんだ時は見
ています。
VN(看護師): 亡くなったあとの見送る瞬間。その時、飼主様から泣いて感謝されたこと。
6.どんな人がこの職業に向いているか?
DVM(獣医師): 好きな事や面白いと思える事に夢中になれる人。
DVM(獣医師): タフな人、心身共に強い人。
VN(看護師): 動物を好きなことはもちろんだけど、ただ好きなだけではやっていけない。
自分の体を大切にできる人(私が体を壊したので、健康を保つことが大切と強く伝えた)。
このようなやり取りは、本人達の前向きな気持ちが出ているように感じ、とても面白い企画と思いました。