ある日の東京ウエスト動物病院 Blog
トイプードル、両目の流涙症にワンクリーン - 2018年02月15日
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文責: 獣医師 石井 一光
今回は流涙症について簡単にご紹介します。
いつも涙を流している、目の周りの毛が赤茶けてきたということで気付かれる飼主様
は多いと思います。
今回の子はトイプードルの5歳、男の子で、ここ2年で涙焼けがだんだんと進んでき
たということで来院されました。
この病気は作られる涙の量が多い場合や、涙がうまく鼻に抜けていかない場合などに起こります。涙の量が多いというのは、逆睫毛や異物による刺激や痛みや眼瞼炎による涙腺の炎症から一時的に涙の過剰生産が起きてしまっている状態です。また、生まれながらにして涙液量の多い子もいます。
一方、涙がうまく鼻腔内に排出できない時にも流涙症は起こります。
涙には鼻腔内への続く、涙点〜涙道と呼ばれる通り道があります。作られて目の表面に潤いをもたらした涙は、上まぶたと下まぶたの目頭付近にある涙点(左右上下で計4ヶ所の小さな孔)から、涙道を通り鼻腔内に排出されます。
この涙点が生まれつき、一部あるいは全て無かったり、鼻までの通り道(涙道)の途中に詰まりがあったりすると、涙はうまく流れず、瞼からあふれてしまいます(流涙症)。
このような問題があると、眼の周りの被毛の色が変わったり(涙焼け)、眼周囲がただれて皮膚炎を起こす事もあります。
今回紹介した子では、左に示したように下瞼の涙点は両目とも確認できませんでし
た。恐らく先天性のものと考えられます。
今回の子に対しては、ワンクリーン(千寿製薬)という目薬にて対処しています。
左の写真は、ワンクリーンでの点眼を始めて三ヶ月後の様子です。
改善は十分にみられているようです。飼主様は満足されています。
このように目薬などで症状を緩和し、うまく病気と付き合っていくのはとても良い方
法だと思います。
アトリ(獦子鳥、花鶏) - 2018年02月01日
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アトリ(獦子鳥、花鶏) 石粒を蹴り飛ばして餌に一直線 目線での撮影、鳥の意気込みを感じます。