ある日の東京ウエスト動物病院 Blog
大好きで、大切な、愛するペットのために・・・ できること - 2012年02月22日
ご訪問いただきありがとうございます。
あるペット専門誌(2012年冬号)に 『奇跡の子』 と題する一部闘病記が
載っていました。
抜粋すると、愛犬の具合が悪かったので、かかりつけの病院へ行き検査を
受けたら、『肝臓が悪いことがわかり、治療をすることになりました。』
とのこと。
その後、手足の様子も変だったので、再びかかりつけの病院へ・・・、
『先ずは肝臓を治して、手足の方は様子をみましょう。』と言われた。
その2〜3週後、今度は右眼の反応がおかしかったので、
また、いつものかかりつけへ行ったら、
またまた『先ずは肝臓を治して・・・』と同じことを言われた。
飼い主はとうとう我慢できず、セカンドオピニオンを求め他院へ行った
ところ、神経系の検査を受け、脳に問題があるかもしれないとのことで、
CTやMRIの検査を勧められた。結果、脳腫瘍が見つかった・・・、というような事が書いてありました。
当院でも、似たような事例はあります。
角膜の傷が治らないと思っていたら、強膜炎だったり、結膜炎と診断されたが、なかなか治らずおかしいと思って来院されたら、緑内障だったりとか・・・。
緑内障については、発症から3日以内に手を打っていたら失明はまぬがれていたかも知れないと思うような残念なケースもあります。
飼い主様に一言!
ペットは我慢することが多いので、オーナー様も変だと思ったら勇気を持ってお世話になっている病院であっても正直に検査をしてほしいとか、専門の施設を紹介してほしいとか自分の考えを伝えることが必要のように思います。
日本の風土には、飼主様の方からはなかなか言い出しずらいところが残っています。『ご希望があれば、紹介致しますよ。』という空気を病院の側でも作っておくのもいいんじゃないでしょうか。
物言わぬその子のために・・・。
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ブルーマンのようなマガモ(真鴨)♂、おしりのクルリン毛 - 2012年02月08日
ご訪問いただきありがとうございます。
自宅から程近い、小金井市の広大な都市公園。
その端にある池に、青緑色の頭巾(ずきん)を被り頸(くび)には白いネックレス〔お洒落(しゃれ)ですね〕の、
マガモ(真鴨)の♂(オス)はたくさんいます。
この季節、池や川などに出かけるといつでも見られる身近なカモです。
マガモ(真鴨)の♂(オス)は ブルーマン Blue Man のような出で立ちで、その頭、顔、首は鮮(あざ)やかな光沢(こうたく)のある青緑色です。
おしりには2本のクルンとカールした毛が2本・・・、まさにワンポイントアクセントですね。
この尾羽は冬のこの時期、繁殖羽に着替えると見られるようです。
尾っぽに二つ仲良く並んでカールしたこの一対の羽、
実は繁殖期の♂(オス)だけが持つ期間限定の尾羽なのです。
♂(オス)の『さりげないオシャレ!』といったところでしょうか。
下の写真に写っているシックな♀(メス)にはクルンとしたオシャレ羽はありません。
川や池に行かれる機会があれば、嘴(くちばし)が黄色で、青緑色の頭巾(ずきん)を被ったカモを探してみてください。
この冬、クルリンとカールしたさり気ないオシャレ羽、マガモのお尻に注目度アップです。
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マガモの小話: カモ目、 カモ科、 マガモ種
緑頭鳥(リョクトウチョウ)の別名もある。
寒くなると、北の国から冬鳥として日本全国へやって来ます。
緑色の真顔くんではなく、真鴨(マガモ)くんでした。
ペットの効用: 家庭が穏(おだ)やかで、賑(にぎ)やかになる! - 2012年02月01日
ご訪問いただきありがとうございます。
ペットを飼う効用は人それぞれでしょうが、何かと聞かれたら、私はすかさずこう答えるでしょう。
『家庭が穏(おだ)やかで、賑(にぎ)やかになる!』と・・・。
うちでペットを飼うようになったのは娘が小学校に
上がる、もう今から24年前の事・・・。
山梨のお知り合いの方から譲っていただいた雑種の
モモと名付けた子犬(♂)でした
(この子は17齢まで生きました)。
譲っていただいた帰り道、その子用のハウスを
買い求め、庭に置きましたが、当のモモは無関心で
なかなか入ろうとしません。
その使い方、入り方がわからないという感じでした。
雄大な八ヶ岳山麓の自然豊かな中で生まれ育った子犬にはそんな物、必要なかったのでしょうか。
ある時、たまたまやってきたおばあちゃんビーグル犬がそのハウスに難なく入る様を見て、モモは気付いたようで、その後はハウスを利用できるようになりました。
小学生の娘もそのハウスに入りたがり、モモの気分を存分に味わっていたようでした。
ペットを飼い(100%介護)始めたことで、私が最も心に感じたものは、『穏(おだ)やかで、賑(にぎ)やかな心持ちになれる!』という感覚でした。
ペットを飼いたいと願う子どもたちは多いと思います。一方で、安易に飼い始めるのは禁物とか、子どもが責任を持って世話できるようよく話し合い、十分に準備しておきたいとか、また、子供の情操教育などとお堅い言葉も耳にしますが、『家庭が穏(おだ)やかで、賑(にぎ)やかになる』感覚を味わえる、その効用で十分と今の私は思います。
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