ある日の東京ウエスト動物病院 Blog
冬鳥がやってきた、枝留まりのジョウビタキ♂ - 2010年12月29日
ご訪問いただきありがとうございます。
私が動き回るエリアで身近な冬鳥といってもたくさんの種類がありますが、今回は枝留まりのジョウビタキ♂。
先々週にアップしたミヤマホオジロを撮りに行った際、突然目の前に・・・。
鳥陰を感じ、近くにいることはわかっていたんですが、一緒に遊ぼうと言わんばかりのご登場で、私にとってはラッキーなひとときでした。
縦画角で。
尾羽を扇形に広げて身繕い・・・。リラックス、余裕って感じでした。
・ カラスザンショウ(烏山椒)にやってきたジョウビタキ - 2009年12月11日
・ ジョウビタキ(常鶲、尉鶲)♂ - 2008年12月09日
シャンプーの時、傷つきやすいのはこんな目! ご注意を!! - 2010年12月25日
ご訪問いただきありがとうございます。
昨夜のお風呂(シャンプー)のあと左目がショボショボし始め、下まぶたまで腫れてきた。
今朝になっても症状は治まらず、目が白っぽくもなってきた。
とのことで来院されました。
下の写真は、その時の所見です。
痛い左目を開けていられるのは痛み止めの処置を
しているからです。
そうでなければ痛々しそうに
ショボショボ状態のままです。
0039*8800 ntt rr
緑色の色素がついているところが角膜の傷〔潰瘍(かいよう)〕の部分です。
シャンプーが原因の時は、このように角膜の中央部分にできることが多いようです。また、数日後にかけてひどくなることもありますので、注意深い観察と治療が欠かせません。
ふつうシャンプーでこんなことになるのは稀なことですが、
・ 顔周りを手荒く取り扱ったり、
・ 基礎疾患として角膜炎、結膜炎、ドライアイなどがあると
起こしやすいものです。
下記の記事にも実際の症例を元に紹介しています。
予防に役立てていただければと思います。
・ 猫で初めて! シャンプー後・角膜潰瘍 - 2010年05月13日
・ シャンプーの後の目の障害(角膜潰瘍、Corneal Ulcer) - 2009年08月11日
・ 目が痛いよ〜、またまた、シャンプー後の目の障害 - 2008年12月05日
・ シャンプーに関連した角膜潰瘍の事例 - 予防のヒント - 2008年06月30日
・ シャンプー時に気をつけていただきたい、2点! - 2008年04月28日
オシドリ - 2010年12月23日
ご訪問いただきありがとうございます。
先月11月の後半、いつもの池でのオシドリ。
秋から初冬のこの時期、はるばる北の国からやってきてました。
オシドリ
紅葉と・・・。
黄葉色と。
・ オシドリ(鴛鴦) - 2009年11月21日
・ 都のオシドリ - 2008年12月26日
・ 都会のオシドリ - 2007年12月28日
ウサギ(ラビット)にも白内障はありますよ。 - 2010年12月17日
ご訪問いただきありがとうございます。
皆様、ウサギ(ラビット)にも白内障があることはご存じでしょうか。
ウサギを連れて来院されたある飼い主様との会話で、ちょっと耳を疑う言葉がありました。
それは、『ウサギには白内障はありませんよ!と言われました。』と仰るのです。
でも、そんなことはありませんね。
下の写真は、実際の当院でのウサギ(ホーランドロップ)の患者さんです。
この子の白内障は両眼性の未熟の段階です。
現在、目薬を用いて
白内障進行予防+ブドウ膜炎の抑制を
行っています。
まだ視力はあります。
今後の進行具合によっては、
白内障手術となるかもしれません。
〔0053*3300 TKG PR〕
右目と左目の白内障所見です。瞳の中で一部まばらに白く見えるエリアが白内障です。
このようにウサギにも白内障は見られます。白内障が進み、視力を回復させようとなると白内障手術が必要ですね。
当院では、ウサギの白内障の治療、予防、また、手術も日常的に行っています。
なお、白内障には緑内障(結膜炎とよく混同されます)や強烈なブドウ膜炎などを合併していることもありますので、手術については慎重に進める必要があります。
ミヤマホオジロ - 2010年12月11日
ご訪問いただきありがとうございます。
エレガンスな♂ 秋色で・・・。
シックな♀
・ エレガンスなミヤマホオジロ(深山頬白) - 2009年12月21日
感動! コロちゃん一緒に走る! - 2010年12月01日
ご訪問いただきありがとうございます。
およそ半々ともいわれますが、世の中には動物好きな人、嫌いな人とある中で、私たち動物病院は、動物好きな人々を相手にしています。動物好きのレベルはピンからキリまでいろいろで、庭先で飼う人、家の中で飼う人、布団をいっしょにする人、人生を共にし運命共同体のように生きる人、などなど・・・。
写真の子は、ある時急に(このような発症のしかたは犬の緑内障ではよくあることなんですが・・・)、左目に違和感を認め、診ると急性緑内障を発症していました。
この写真の時点では、左目にシリコンボール(義眼)が
入っています。
色々と手を尽くして治療に当たりましたが、
結局はシリコンボールを挿入するという外科治療で
落ち着きました。
緑内障の予防処置は続けていたのですが、
この8ヶ月後には右目にも急性緑内障が出て、
ついには、治療の甲斐なく光を失ってしまいました。
0042*1100 hsmt kr
飼主様は後から発症した右目にもシリコンボールの挿入を一旦は決められたのですが、やはり、手術をしない道を選択されました。でも、結果的には眼圧を十分に下げることはできませんでした。
そんな眼圧のコントロールがうまくいかない時、この子の元気さはなくなり、食欲も落ちる、だるそうにしているなど全身症状も出ていました。
眼圧が落ち着いている時は、元気も出て、気持ちよさそうにふだん通りの生活ができるんです。
目の具合がよく、体調もいい時には、コロちゃんは飼主様といっしょに走るところまで回復しています。このようにいっしょに走れるまでに回復したことを飼主様はとても喜んでおられます。
『目の見えぬこの子が走る時、とても嬉しそうに走るんですよ!』と仰いました。
私はこの言葉を聞いた時に、『そうなんですか〜!』と口にしながらも、胸の奥からこみ上げてくるものを感じ、目頭が熱くなるのをこらえながら診察に当たっていました。
飼主の方と併走する嬉しそうなその姿を想像して、感動を覚えたのです。
視覚障害者に付き添って走るマラソン競技がありますが、それに似た光景が頭に浮かびました。
この子の飼主様は、冗談交じりに『人生の半分をこの子にとられたよ』と仰います。
いつもご夫婦いっしょで、奥様も別の犬を抱かれています。
そろって愛犬たちをいつくしみ、共に人生を過ごされているんだなぁと感じます。