ある日の東京ウエスト動物病院 Blog
ノスリ - 2010年09月29日
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林道からふと空を見上げた正面でホバリング中のノスリに遭遇。
獲物を狙っています。
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タカ目、タカ科、ノスリ属、ノスリ種
時代〃にいろいろな呼び名があったようですが、野の上を滑翔するので のすり(野擦り)となっていったようです。
絶対緑内障(ぜったいりょくないしょう) Absolute Glaucoma - 2010年09月24日
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今回は痛々しい写真で申し訳ありません。印象を和らげるためにフィルターをかけてあります。
稀に、時々、飼主様や我々動物病院側を悩ませる病気に緑内障がありますが、
中でも絶対緑内障(ぜったいりょくないしょう)と悪性緑内障(あくせいりょくないしょう)の2つのタイプはやっかいなものです。
今回は、前者の絶対緑内障です。
絶対緑内障は緑内障の末期状態の1タイプです。
痛みを伴い、
眼圧は上昇したまま、コントロール不可、
目からの分泌物は多くなり、
眼面(がんつら)は悪くなります。
視力は完全に消失します。
(0041*1800 Mt*jm*Bl00)
緊急の、あるいは通常の緑内障治療も効果はありません。
選択肢としては、毛様体凍結術、毛様体レーザー照射術、シリコンボールの眼内挿入術(義眼)、眼球摘出術などがあります。
どの方法を組み合わせて治療に当たるかは飼い主様とよく相談して決めることになります。
初秋のノビタキ - 2010年09月18日
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初秋の高原では早朝ならノビタキ若鳥はまだまだ見かけますが、温度が上がるにつれ姿は消えてしまいます。高層湿原のノビタキは麓の方に降り始めているようです。
次は、近場のフィールドでの秋の通過ノビタキに出会えるのを楽しみにしています。
初秋のノビタキ
・ 秋のノビタキ - 2009年10月19日
・ 秋のノビタキ - 2008年10月09日
目を見たら、鼻も見てあげてね! 神経性ドライアイ - 2010年09月14日
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ドライアイ(乾いた目)って言葉、私たちのまわりでも割となじみのあるものになっていますね。
ペットの世界でもドライアイはあるんですよ。
目が乾いて汚く見えますが、軽度〜重度までいろいろです。
ひどい場合なら誰が見ても乾いてるとすぐわかります。
軽度のケースだときちんと検査しないとわかりにくい場合もありますね。
いろんなタイプがあって、今回取り上げた神経性ドライアイ(Neurologic Dry Eye)もその一つです。
これは、目のウルウル感を出す涙や鼻先の黒光りシットリ感を保つ水分などの分泌をコントロールしている副交感神経系の障害によるとされていて、同神経の管理下に置かれている部位に症状が出てきます。
最大の特徴は、
同じ側の鼻も乾くというものです。
目を見たら、鼻も見てあげてね。
0050*4800 mnb*mm
我が愛犬の顔をのぞき込む時に、
・ 目が乾いて見える、
・ ドロ〜っとしたメヤニが増えた、
・ 目が汚くなった〔眼面(がんつら)が悪いともいいます〕など
と感じる時は、鼻の頭にもちょっと感心を寄せてみてください。
鼻の頭(黒いところ)の同じ側半分が乾いていたら、この病気かもしれません。
きちんと診断して適切な治療を行えば、改善することは多いですね。
ヤナギランとハンゴウソウと蝶と・・・ - 2010年09月10日
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先月(8月)の中旬、ヤナギランが盛りの高原で。
紫のヤナギランの脇で、秋はもうそこと咲き始めのハンゴウソウの黄色もとてもきれいでした。
そこにたまたま蝶がからんで、生命感をより滲ませてくれました。
・ 高原は少し秋の気配 - 2008年08月16日
『秋のペット眼科検診』を受けてみませんか? - 2010年09月07日
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まだまだ残暑は厳しいですね。
でも、朝や夜、風がある時は過ごしやすさが出て、虫の声も重なるともう初秋だなぁ〜と思いますね。
先日の診療中、
『うちの子はもう8齢になって、目には特に問題は感じないけど、念のため診てもらった方がいいでしょうかね!?』
と仰る飼い主様がおられました。
そこで、さっそく眼科検査をしてみると、白内障が見つかり、予防をやっていただくことになりました。
飼い主の皆様、この秋、家族の一員である『我が家のペット』の眼科検診を受けてみませんか?
毎日顔を合わせている割には、
アイコンタクトをとっている割には、
目のことは見過ごしていませんか?
『目は口ほどに物を云い』なんていいますが、なるほど目には、目の病気だけでなく、全身病の兆候も現れることがあるんですよ。
検査では次のようなエリアを診て、以下のようなことがわかります。
・ 目の表面では、傷、破れるなど、また、赤目、充血、感染、瞼(まぶた)の異物、できもの、目の硬さなど、
・ 目の中では、ひとみの大きさ、にごり、腫(は)れ、緑内障(りょくないしょう)、目の中の出血など、
・ 水晶体では、白内障(はくないしょう)、水晶体のずれなど、
さらに詳しい検査が必要な場合は、
目の奥の眼底なども検査することができます。
・ 目の奥では、網膜剥離(もうまくはくり)、網膜出血(もうまくしゅっけつ)、
ちょっと専門的な言葉になりますが、
視神経炎(ししんけいえん)、網膜変性(もうまくへんせい)など、
(このような病気では視力低下や失明がみられます)
予防のこと、治療のこと、見えているかどうか、治療でまた見えるようになるかどうかなど、色々のご相談如何でしょうか?!
※下記もご参照ください。
・ アイチェックの頁
・ 眼科診察室の頁
蓮池のミヤマカラスアゲハ - 2010年09月04日
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前回の 蓮池のカワセミ のフィールドでたまたま出会った黒い蝶。
蓮の花色、葉色、蝶の色の取り合わせがきれいでしたね。
・ スジグロシロチョウ 条黒白蝶 - 2008年07月16日
・ 古代のロマン、大賀ハス - 2008年07月26日
Avian Diseases 誌 - 2010年09月01日
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今回のタイトル名は、『鳥の健康に関する国際ジャーナル誌の名、Avian Diseases: An International Journal Dedicated to Avien Health』で、アメリカ鳥類病理学会発行の学術雑誌です。
今年5月のブログ記事 はとの診療、アーノルドという名の鳩 - 2010年05月05日 の内容が、下の写真のようにこの雑誌に掲載され、手元に別刷りが届きました。
本論文のタイトルは以下のようです。
『Metastatic Melanoma Appearing to Originate from the Beak of a Racing Pigeon(Columba livia)』、
(レース鳩のくちばし由来と思われた転移性メラノーマ)
当院は、アーノルドの嘴(くちばし)にできた腫瘤(後にメラノーマという悪性腫瘍と判明)の外科的摘出手術(半導体レーザーを用いた蒸散)を担当。
大学に勤務していた時代は、このような学術雑誌といわれる専門誌に論文を投稿することは自分の大事な仕事の一つだったんですが、久しく遠のいておりました。
多くの方々のお陰でこのような機会に関与できたことを嬉しく感じています。
特に、今回のアーノルド症例の主治医・小長谷先生(ピジョンクリニック)とこの論文の筆頭著者・梶ヶ谷先生にお礼申し上げます。