ある日の東京ウエスト動物病院 Blog
田圃の色彩豊かなアマサギ - 2010年06月28日
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田圃のアマサギ。
この朝はほぼイメージ通りの絵を撮れました。嬉しかったです〜。
亜麻色と白の鮮やかな羽に魅了されます。
朝の光を背景に。
繁殖期の嘴(くちばし)の赤っぽい色、羽の亜麻色と白色の取り合わせが目を引きます。
・ アマサギ(亜麻鷺、黄毛鷺、猩々鷺) - 2009年06月09日
・ アマサギ - 2008年05月13日
なりやすい病気を知ってペットを守ろう - 2010年06月23日
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犬や猫は、1歳でアダルト(大人)になります。
人よりも成長は早いわけで、その分老いるのも早い。人間よりも急に年をとり、体力の落ちも早い。
歳を取ると、去年は大丈夫だったのに今年はやたら咳が出たり、
食欲がなくなったり、体重が落ちたり、膀胱炎や肺炎、熱中症
などになりやすくなったりもします。
歯周病や歯石も多いですね。
しっかり挙がっていたシッポがダラ〜ンと下がってしまうこと
も。実は癌だったり・・・。
蒸し暑い時は木陰の涼しいところにおいてあげる、家の中に移
して扇風機やクーラーを使う、寒い時は毛布や湯たんぽ、
電気マットなどで温める、家の中に入れるなどの対策が必要
です。
よく観察してあげてくださいね。また、年齢だけでなく、品種によってなりやすい病気もあります。
知っておくと予防や早期発見につなげられます。
・ ダックスフントは網膜変性(視力低下や失明)になりやすい。
・ 若い犬(柴、シュナウザー、コッカーなど)は白内障に(猫やウサギでもありますよ)、
・ 小型犬は心臓病に、
・ 大型犬は関節炎に、
・ 柴などの日本犬は認知症に、
・ 胴長の犬種(ダックスなど)は椎間板ヘルニアや脊髄軟化症に、
・ ♀(メス、女の子)では乳ガンや更年期障害に、
・ ♂(オス。男の子)では前立腺肥大や膀胱炎に、
・ 高齢猫は慢性腎不全、高血圧、網膜出血などに、
治療法、対処法もそれぞれにありますが、予防としての早期発見、早期治療に越したことはありません。
終末医療にならないよう見守ってあげたいものです。
海辺のハマヒルガオ - 2010年06月18日
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朝早く太平洋に臨む浜辺に到着。鳥影は少ない。チドリなど期待していましたが・・・。
早朝のハマヒルガオ(浜昼顔)。
少し陽が昇り、海辺の浜に咲くハマヒルガオ(浜昼顔)。バックは白波立つ太平洋。
よ〜く見ると砂の中からつぼみが出ているのがわかります。
バックの青は空色ではなく、太平洋の青さです。
歯科・Oral Care のすすめ - 2010年06月11日
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ペットのオーラルケアについて一言。
一昨年の記事で歯科のことに触れています。
・ 歯石を取る第一の目的は・・・ 『姫ちゃんは可愛いけど、口が臭いのよね〜』 - 2008年10月06日
ご参照ください。
愛猫姫ちゃんと愛犬ライカのオーラルケア。
両人とも目つきは嫌がってますね〜。一生懸命我慢してるように見えます。
嗜好性のいいデンタル用ジェルを付けてやるとうまくいきやすいですね。
犬や猫の歯垢(しこう)は放っておくと1週間もすると歯石化するといわれています。
人のように歯ブラシや歯間ブラシをすればいいんですが、ペットとなるとなかなか大変です。
長続きできないものです、皆様も経験ありやと思いますが・・・。
理由はこんなところでしょうか。
1.抵抗される。
2.怒る。
3.逃げる。
ペットは口元を触られると不快な気持ちになり抵抗するものです。飼い主から『嫌なことをされている』と受け取ってしまうようです。
このようなことに対しては、トレーニングと同じで徐々にステップアップさせていくといいでしょう。
1.最初は口元に触れる。
2.口の中に指を入れる。
3.指で歯に触れる。
4.ガーゼなどを指に巻いて軽くこする。
なお、嗜好性のよいデンタル用ジェル製品を付けてやると効果的と思います。
焦らず、少しずつ進めるようにし楽しいことだと思えたらしめたものです。
上の写真右の愛犬ライカは、今ではガーゼが見えると俄然興味を示しますし、ジェルをガーゼに付け始めるとシッポは下げつつもしょうがないなぁという顔つきで寄ってくるようになっています。
飼い主を信頼するようになると、ペットは『飼い主のために頑張ろう』という行動をとるようです。
短時間ですが、歯磨きの間も終わる時も『きれいになったよ、うまくできたねぇ』と褒めちぎります。嫌々ながらも何とか対応してくれています。
私が時々お世話になる歯科医院でも、『歯石になるとブラッシングでは取り去れませんよ。』と指導を受けます。
歯ブラシと歯間ブラシの使い方を教えていただき、『80歳で20本の歯を残しましょう』と言われます。
ペットも人も続けることが大事ですが、ペットの場合は無理をせず、時間がない時は短くしたり、今日は右、明日は左、次は歯の表、次は裏という風に各パートに分けてもいいでしょう。
無理強いはせず、焦らず、怒らず、中断しないように気長に取り組む姿勢が必要ですね。
ホオアカ - 2010年06月06日
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高原でのホオアカ。
左下にはノビタキ♂がチラリ。割と一緒に見かけることが多いですね。
背景は広大な草原ですので、遠景が淡い色合いのカラーグラデーションになりました。
ある高原牧場の鉄線上で囀り・・・。
来月になると花畑でのカットを撮りたいと期待してます。
・ ホオアカ(頬赤) - 2009年07月21日
両側性(りょうそくせい) 腹腔内(ふくくうない) 停留(ていりゅう) - 2010年06月01日
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今回は、稀な両側性(りょうそくせい)腹腔内(ふくくうない)停留(ていりゅう)、わかりやすくいうとお腹の外へ出るべき睾丸が中に留まった状態です。
原因は劣性遺伝といわれています。繁殖は避けた方がいいでしょう。
下の写真はCT画像で、お腹の中に今だ残ったままの左右の精巣(赤い点で囲ったエリア)を示します。
この子はゴールデンリトリーバ、
1歳1ヶ月、♂、24Kg。
手術には、睾丸摘出時に糸を使わずにすむ
ソノサージX を用いて行いました。
通常は生まれて30日もすれば本来の位置に降りて正常な睾丸になるわけですが、そうはならないのがこの病気です。
この時点では、痛みもなければ、熱が出る、食欲が落ちる、吐くなど何か不都合な事が起こるわけではありませんが、摘出する方がいいでしょう。
その理由として、
1.腫瘍化する確立が10倍ほど高い (お腹の中で温められるため)。
2.腫瘍の中で、セルトリー細胞腫という悪性の腫瘍になった場合、
その腫瘍から作られるエストロジェンというホルモンの影響で
骨髄造血不全が起こります。これはとても怖い致死的な疾病です。
腫瘍化してから摘出するというよりは、予防としてあらかじめ手術を受けられることをお勧めします。