ある日の東京ウエスト動物病院 Blog
チェリーアイ手術 Cherry Eye Surgery - 2009年10月14日
ご訪問いただきありがとうございます。 (当ブログで文章が見にくい方は、「互換表示」をONにして下さい。)
最近の当院ブログへのアクセスの中で、チェリーアイでのアクセス数が一番多かったので、再度取りあげてみました。
昨年のチェリーアイ、3度目の正直 - 2008年10月19日 にも述べましたように、この病気は手術で治すことができます。
この病気の手術に当たって注意すべき点が2つあります。
1.切り取らないこと。
2.元の位置に戻すこと。
です。
今回は、タイトルにあるように『手術』ですので、簡単に手術の流れについて紹介してみます。 (50*24 kmymSL)
左目のチェリーアイ。
押し込んでもすぐに出てきます。
手術をすることになりました。
手術中。
瞬膜を反転させ、
チェリーアイを
観察。
瞬膜腺の部分に沿って切開を加えます。
剥離して瞬膜腺を
確認。
ペアン鉗子で目の奥の組織(眼周囲結合組織束)に糸をかけます
(ここがこの手術の最大のポイントです)。
この糸を結び、縛り込んでいくと逸脱していた瞬膜腺は自然と奥
へ収まっていきます。
最初に切開した粘
膜組織を内反(な
いはん)縫合した
ところ。
瞬膜腺はきれい
に矯正されていま
す。
術後2日目の所見です。
まだ少し赤いですが、再発はありません。
その後も数ヶ月間にわたり経過観察中ですが、再発はありませ
ん。
最新記事
Archives
ブログ内検索
QRコード