ある日の東京ウエスト動物病院 Blog
今日、少しだけ雪が・・・ - 2009年02月27日
ご訪問いただきありがとうございます。
今日、今年2度目の雪が降りました。午前中遅めから午後早めまで。
粒は大きかったですが、チラホラとほんの短い冬気分でした。
梅
当院で扱う外科手術 - 2009年02月24日
ご訪問いただきありがとうございます。
08(H20)年7月9日に『眼科の手術にはどんなものがあるの?』という記事を紹介しましたが、今回は、日常当院で行っている手術について飼い主の方々にわかりやすくご紹介しておこうと思います。
と同時に、本ホームページ内の 診療のご案内 → 治療 → 外科療法 のページにも掲載致しました。
なお、下記のような手術においては術後の痛みの軽減というものがとても大事になってきます。当院では緩和ケア・痛み等の軽減を非常に大切にしています。
また、手術時の縫合糸については絹糸は用いていません。
眼科系
白内障の手術(超音波乳化吸引手術など) → 〔眼科診察室 の記事参照〕、〔白内障手術後に、ペットの目が再び見えなくなることはありますか?〕
緑内障の手術(レーザーによる毛様体凝固術、強膜の濾過手術やかん水手術など)
角膜の手術(角膜穿孔創の手術、角膜表層切除術、球結膜フラップ手術など)
瞬膜の手術(チェリーアイの矯正手術など → 〔眼科診察室 の記事参照〕、〔チェリーアイ、三度目の正直〕
眼球内シリコンボール挿入手術
眼球摘出手術(眼内腫瘍、眼内化膿症、コントロール不能の緑内障など)
その他
一般軟部系
去勢手術
避妊手術(卵巣子宮摘出術など)
乳腺腫瘍摘出手術
皮膚や体表の腫瘤などの摘出手術
肛門嚢の手術
その他
皮膚移植系
口腔粘膜の外耳道への移植手術
皮膚欠損部に対する移植手術
その他
開胸・開腹外科手術系
肺葉摘出手術(肺の腫瘤など)
横隔膜の手術(横隔膜ヘルニアなど)
胃や腸の手術(異物や腫瘤、胃捻転の矯正手術など)
肝臓の手術(肝の腫瘤など)
脾臓の手術(脾の血腫、脾腫など)
腎臓の手術(腎盂結石など)
膀胱の手術(結石や腫瘤など)
直腸の手術
その他
整形外科手術系
骨折矯正手術(前肢や後肢の長骨の骨折、仙骨-腸骨をつなぐ仙腸関節の整復手術など)
その他
なお、椎間板の手術や開頭脳の手術など特殊な手術はそれぞれの専門施設に紹介しています。
桃カステラ - 2009年02月19日
ご訪問いただきありがとうございます。
愛猫の二十歳のお祝いにと『桃カステラ』をいただきました。
猫の名は『あゆみ』。あゆみちゃん、どうもありがとう、そして、飼い主の方にも厚くお礼申し上げます。スタッフに一個ずつ、皆でいただきました。
ところで、肝心のお味の方は、なかなかのもんで美味しかったですよ。やはり、長崎のカステラが生地になっているだけあって、シットリとふわふわで、甘くとてもとても美味でした。
ペットを入手したところ・・・・ - 2009年02月15日
ご訪問いただきありがとうございます。
ペットを入手したところ、すぐに病気が見つかった、あるいは数ヶ月して去勢や避妊の手術を受けさせようと思った時に検査で病気が明らかになったなどという経験はありませんか。
これからペットを入手しようとする際やした際の注意点については、
昨年5月のブログに『初めてペットを入手しようとされるあなたへ』と
題して記しました。
診療をしていても、そのような事例に時々遭遇します。飼って数日で病
院通いが始まり、お気の毒だなぁと感じてしまいます。話を聞いてみま
すと、飼主様も『そんなつもりで飼った訳ではない』とか、『ペットと
楽しいひとときを過ごそうと思って飼ったのに、これじゃぁ、納得いかない』なんて言葉が飛び出してきます。
また、これがお金を出して購入した血統書付きのものなんてなるとよけいに複雑な心境になるのではないでしょうか。中には、診断書の発行を求められることもあります。
ペットを飼うに当たってはそういうことを想定して臨まれた方がいいようにも感じてしまいます。
我が家のケースを紹介してみますと、この場合は最初から健康診断をしようと思っていた訳でして、想定済みといえば想定済みのところがあった訳ですが・・・。
現愛犬ライカは成犬(おそらく2歳くらい)でやってきました。元は公園の東屋のところにリードでつながれ、そのまま数日経っていたようです。そんな犬を見かねて家に連れて帰られたある方を通じて入手したわけですが、健康診断をやってみるとフィラリア症と白内障が見つかりました。
このように、病気が見つかるとその治療や予防が必要になってきます。ある程度納得ずくであればいいのですが、そのような事態を想定していなかったとなると、ビックリしてしまいますよね。『そんなはずじゃなかったのに、これからどうしよう?』って感じになりかねません。
このようなことにならないためにも、ただ可愛いという点だけでなく、病気のチェックも怠れません。
耳の病気、皮膚の病気、お腹の寄生虫の病気など一般的なものは、先のリンク先をご参照ください。
今までの臨床経験の中で、
入手時、特に気をつけたい病気としては下記のようなものがあります。
ウイルス性疾患: 猫の伝染性腹膜炎(FIP:Feline Infectious Peritonitis)など
先天性疾患: 成長が悪い、遅いなどの心臓奇形など、
おへそや足の付け根がポコンとしている臍(さい)ヘルニアやそけいヘルニアなど、
足の形がおかしいなどの関節系の異常など
このような病気を持っているかどうかは、きちんとした臨床診断や臨床検査を受ければわかるものです。購入後の早めの健康診断もいいのですが、3日も飼えば情が移るもの、すべての病気についてというのは難しいと思いますが、上記のようなチェックできる病気については、是非とも、病気のない個体が店頭に並ぶようであってほしいと願います。
物は、それが何であっても新品であれ中古であれ、あるところでの保証の線引きはされているように思います。ペットは命ある生きものなんですが、売買や交換の時は物として取り扱われます。それだけに健康管理については、特に売買時は、売る方も買う方も慎重に対応していただければと思います。
アカウソ♂ - 2009年02月10日
ご訪問いただきありがとうございます。
今回は、アカウソ♂。
日本では、アカウソは数少ない方の冬鳥のようです。
標高600mほどの雪山で出会いました。ここは一面雪の世界なんですが、お昼近くになっていて枝の雪はもうほとんど溶けていました。
もう桜の新芽をモグモグしています。
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アカウソの小話: スズメ目アトリ科の鳥。
名の由来は『口笛を吹く』の意の『うそぶく』や口笛を意味する『おそ』からのようで、フィー、フィーやヒーホーと口笛のような鳴き声を発することから『ウソ』となったようです。
ウソには3亜種があり、お腹が灰色のウソ、腹が淡い赤色のアカウソ(メスは頬と喉(のど)は赤くはありません)、もう一つはベニバラウソです。
動物病院のサンプルサーベイ(血液検査・ 精度管理)2 - 2009年02月06日
ご訪問いただきありがとうございます。
第1回目のサンプルサーベイの記事は、08(H20)年3月29日 に紹介
しました。今回、第2回目の本調査があり再び参加しましたので、その結果に
ついてご紹介しておこうと思います。
サンプルサーベイ(血球計数装置の外部精度管理調査の意)とは、多くの
施設に同じ血液サンプルを配付して、各施設での測定データについて、平均値
からどのくらい離れているか、そのばらつきなど(精度)をみるものです。
人医療では広く一般的に浸透している手法です。
平たく言えば、動物病院で用いている血液検査機器の結果(数値)がきちんと正しいものかどうかを評価しようというものです。この精度管理をしっかりしたものにして施設間を通して信頼に足るものにしていこうというものです。
今回も同じくシスメックス株式会社(本社、神戸市)の主催によるもので、前回の144施設よりも多く、今回は275施設の参加でした。参加する動物病院の数が増えたことはとてもよいと思います。
当院での機器で出た今回の結果はとても良好なデータで、問題視するようなバラツキは見られませんでした。今回も参加して、当院で使用している機器の測定原理における特性を確認できたことはとても有意義だったと思います。
このような機会は今後も積極的に参加していきたいと考えています。
当院の『The Active Care(予防医療)を大切にしています。』の理念の元に・・・。
キセキレイ - 2009年02月01日
ご訪問いただきありがとうございます。
キセキレイは昨年の 2008年11月18日 にもアップしています。この時は雪はありませんでしたが、今回は雪の中のキセキレイです。
チャンスをはずしたかと思ったんですが、ちょうど飛び出しの瞬間が撮れて、尾羽の形や羽も変化があって、適度にぶれているのでとても良かったと思います。