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2008年03月

血液による腫瘍マーカーの検査 - 2008年03月31日

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最近では、ペット医療の領域でも、血液検査で腫瘍マーカーを評価できるようになってきました。始まったばかりなので、精度や特異性の面ではもう少しといった感は拭えませんが、診断や治療方針を迷った時、参考資料としての価値はあるように思います。
眼球内をはじめ、胸腔内、腹腔内、体表などの腫瘤(シュリュウ)、骨系の病変など応用範囲は広いと思います。

最近の症例で、『2ヶ月前から右前足を挙げている、びっこがある、ひどく痛がることはないけど何かおかしい』という ♀、4歳、シェルティーのケースでは、レントゲンを撮ってみると、両前足に異常がみられました(写真は右前足で、縦に並んだ2本の骨の上半分の太くなったエリアが異常な部位)。

  骨の病気
 
骨の腫瘍の可能性も疑われたので、血液検査による腫瘍マーカー検査を行いました。そのほかにも体調面や全身評価の意味で、一般血液検査などほかの検査も併せて行っています。

その腫瘍マーカーの値は基準値を超えて非常に高く、骨の腫瘍である疑いが高いという結果でした。
この時点では、はっきり腫瘍と断定はできないにしても、そのことを考慮して今後の検査や治療のことを考えていく判断材料にはなり得ます。今後、有用な腫瘍マーカー検査として発展・定着していくと思います。

なお、参考までですが、この子に対しては、当初から、ペインクリニックを中心とした治療を行っていて、現在、症状は落ち着いています。


ejima_ac at 21:35 コメント( 0 )トラックバック( 0 )  この記事をクリップ!

動物病院の血液検査・ 精度管理 - 2008年03月29日

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今回は、シスメックス株式会社(本社、神戸市)により主催された我が国発の、動物病院向けの 血球計数装置 ・ 外部精度管理調査(サンプルサーベイ)に参加しました。今回は、国内の動物病院144施設が参加して催されたものです。
当院は、日本獣医生命科学大学・獣医保健看護学科のS先生からのご紹介を受けての参加でした。
写真は、その際の参加証で、主催者側から発行されたものです。

        精度管理 Certificate  

平たく言えば、動物病院で用いている血液検査機器の結果(数値)がきちんと正しいものかどうかを評価しようというものです。この精度管理をしっかりしたものにして施設間を通して信頼に足るものにしていこうというものです。
機器類には、メーカーによる種類、検査方法(原理)による種類など、ある程度のバラツキがあるわけですが、そのバラツキがどの程度のものか把握し、かつ、できるだけそのバラツキを補正したり、少ないものにして運用していこうというものです。なお、当院での機器で出た結果は良好なデータで、問題視するようなバラツキは見られませんでした。

今回参加してみて、当院で使用している機器の測定原理における特性を確認・理解できたことはとても有意義でした。
このような機会は今後も必要だと思いますが、積極的に参加していきたいと思っています。
当院の『The Active Care(予防医療)を大切にしています。』の理念の元・・・。

ejima_ac at 18:00 コメント( 0 )トラックバック( 0 )  この記事をクリップ!

早朝の梅 - 2008年03月27日

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この時期、もう梅の盛りは過ぎつつあるので、盛りのうちにと、出勤前、今期最後の早朝の梅を撮ってきた。自宅から歩いて5分ほどのフィールド。早起きをして、東の空がほんの少し薄明るくなってきた頃から撮影開始。辺りは静かで、まだ誰もいない。しばらくすると早朝出勤の方や早朝散歩のお年寄りの姿がチラホラと・・・。

小さな野鳥公園の東側と西側の左右に離れた入り口に立つそれぞれの梅の木、毎年、正面に立って左側の東にある木は咲くのが早い。散るのも早い。約1週間ほど遅れて右側の西にある梅の木の花が咲き始める。今回は、後者の梅の木。

 梅
早朝の梅 1D掘

早朝の梅 1D掘

早朝の梅 やってきのはヒヨドリ 1D掘

 その梅の木にやってきたのは、ヒヨドリさん。梅の密を狙って。
 花に埋もれて、なかなか全身を撮らせてくれません。
早朝の梅 やってきのはヒヨドリ 1D掘

3月17日のブログ『季節の花・・・』に 『ハクモクレンにやってきたのはヒヨドリ』という写真をアップしてますが、私はヒヨドリさんとの相性がいいのでしょうか、今回もやってきてくれたのはヒヨドリさんでした。
メジロやツグミなどが来てくれるといいなぁなんて期待するのですが、まぁ、どうしようもありません。

ejima_ac at 06:51 コメント( 0 )トラックバック( 0 )  この記事をクリップ!

ドバト - 2008年03月23日

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休日の時間、色々なものを撮りに行きますが、どこにでもいる、どこにでもあるといった被写体の方がず〜っと多い私です。そのようなものはよく目につくものですが、そのような意味ではハトもその部類に入るのではないでしょうか。
そんな時、『また、ハトか〜』、『何だ、また、ヒヨドリかぁ!』などとガッカリするような感覚を抱きそうになるんですが、そんな時、『いやいや何か新しいところがあるんじゃない!』と自分に言い聞かせながら、被写体を探します。

何てったって同じものは一つもないはずなんですから。
よく見かけるハト、我が国で見られるハトには、アオバト、カラスバト、キジバト、シラコバト、ドバトなどがあるそうです。
ドバト、キジバトは見てすぐわかるんですが、他のものはあまり見てないので、よくわかりません。わかるようになりたいと思っていますし、まだ撮ったことのないハトにはぜひ挑戦してみたいと思っています。

そういえば、先日、レース鳩のアーノルド君の嘴(くちばし)の手術(レーザーによる最新の手術)を行いました。嘴にできたメラノーマ(悪性黒色腫)は、ハトではとても珍しい病気のようです。その意味では、世界の多くの人達に役立てばと、この子の病気の診断、治療、病理などを整理して、イギリスの専門雑誌に発表する準備を仲間と共に進めています。ところで、このアーノルド君のお値段、2〜3千万円らしいです、マンションや超高級車並のお値段です。驚きですね。
 
 ドバト
ドバト D2Xs

ドバト 1D掘

ドバト 1D掘

ドバト D2Xs

夕暮れ時のデート?!
      さて、あなたはどちらのタイプ?!
         A: ねぇ、こっちにおいでよ〜!?  えぇ!(モジモジ)
         B: ねぇ、そっち行っていい?!   ダメッ!!
ドバト 1D掘

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ハトの小話: 分類は、鳥綱、ハト目・ハト科
頭は小さめ、胸骨と胸筋が発達しズングリとした体つき。
ハト(鳩)という名は、パタパタと飛び立つときの音(サウンド)に、また、漢字の『鳩』の「九」の字は『クック クック〜、クック クック〜』と鳴く声をあらわしたものに由来だそうです。

ejima_ac at 14:08 コメント( 0 )トラックバック( 0 )  この記事をクリップ!

より安全な麻酔管理をめざして - 2008年03月20日

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先月の後半、吸入麻酔器のメンテナンスを行いました。
このメンテは、日常診療の中で手術機会が多い当院としては欠かせません。全身吸入麻酔の安全性はできるだけ高いことが要求されます。
当院では、ふだんから吸入麻酔機器の管理やメンテナンスには十分気をつけ、使用前のチェックはもちろん、使用後の清掃も怠りません。また、外注による定期的な専門的、高度メンテナンスも不可欠です。

今回、吸入麻酔機器類の清掃・メンテナンスを行う機会をとらえて、より安全な麻酔管理をめざして、下の写真のような呼吸監視モニターとしてのアプニア(無呼吸)モニタと人工呼吸装置(レスピレーター)を新しく導入しました。

 左上:アプニアモニタ(呼吸監視モニター)  右下:人工呼吸装置(レスピレーター)
左上:アプニアモニタ    右下:人工呼吸装置

ちょっと専門的になりますが、前者は、回路内のガスフロー(気流)変化を温度変化として検出し、自発呼吸の有無を監視するもの、後者は換気回数、吸気時間、1回換気量などを設定して呼吸を担わせるものです。

通常、麻酔中には、バイタルサイン(Vital sign 生体情報)の視触聴取のほか、心電図による心臓の監視モニター、炭酸ガスなどによる呼吸の監視モニターなどをやってきています。今までの管理レベルが低い水準にあったということでは決してないのですが、新しいモニターやレスピレーターの導入でさらなる麻酔管理レベルの向上を目指したいと考えています。
今まで同様、『麻酔事故はあってはならない!』の信念で。

 新しい吸入麻酔装置(すでに稼働中)
新吸入麻酔装置



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季節の花・・・ウメ、サクラ、ハクモクレンなど - 2008年03月17日

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ここのところ急に春めいてきました。撮影(フォト探検隊)の機会を逃すことが多いのが残念です。
今回は季節の花・・・。

 梅 真っ盛り
梅 D2Xs

梅 D2Xs

梅 D2Xs

 自宅リビングからお隣の庭に咲く季節の紅梅(借景)。午後遅めのやや逆光気味の採光。N社のD2XsにS社のズームレンズ500mmでの撮影。
紅梅 D2Xs

 咲き始めのさくら
さくら D2Xs

 咲き始めのハクモクレン
ハクモクレン D2Xs

 このハクモクレンにやってきたのはヒヨドリ、白い花びらをさかんに啄んでいた。
ハクモクレンにやってきたのはヒヨドリ D2Xs

今回の『季節の花・・・』とは何の関係もありませんが、夕暮れ時になって、どこからともなく鳥の声。探すとシジュウカラが1羽。ISO640に上げて、クロップ高速モード(焦点距離は35mm換算で1400mmほどか)。すばしっこいシジュウカラさんを撮らえるのはなかなか難しい。少し被写体ブレ気味なんですが、夕暮れ時のお月さんが入ってくれたということで何とぞご容赦のほど。

 シジュウカラと夕暮れ時の月
シジュウカラと夕暮れ時の月 D2Xs

自宅から車で20〜30分のフィールドで、わずか3時間程のフォト探検でした。
連れていった愛犬ライカ、最初は大喜びだったが、とても疲れたのか帰りの車中ではソファーの上でじっとくるまっていた。
顔は満足そうだったけど・・・。

ejima_ac at 20:00 コメント( 0 )トラックバック( 0 )  この記事をクリップ!

アイ*コンタクト度  Eye contact degree - 2008年03月15日

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今回どうしてこのような内容かといいますと、当院ではこの春にスタッフの入れ替えがあり、社会へプロとして巣立っていく方、また、新社会人として入社される方などあるものですから取り上げてみました。

アイ*コンタクト Eye contact』とは、『向き合った人や動物が互いに目と目を見合わせる』、『目と目をじっと合わせる』、『視線』、『目線』などという意味ですが、診療の現場では、『どんな言葉使いをしているか』も大事ですが、この『相手の目を見て話を心掛けているか』もとても大切なことです。

飼主様に話しかける時や説明をする時は、相手の目を見て話す方がいいと思います。これはできるだけ患者さん側の不安を解消するという意味で大事なことと考えています。
診療に当たっては、不安を抱えて診療に訪れた飼主様やペットたちに少しでも安心感を感じてもらえるようなアイ*コンタクトをとっていきたいと心掛けています。アイコンタクト

でも、人によってアイ*コンタクト度に違いがあるでしょうし、中には、アイ*コンタクトが苦手な方やあまり重要でないと考える人もいるかもしれません。従って、迷惑がられない程度での適度なアイ*コンタクトが必要になると思います。

アイ*コンタクトは、仕事上だけでなく、日常生活の中でも大事ですね。飼主とペットの間、夫婦間や家族間、恋人同士など、欠かせない大切なコミュニケーションツールの一つですね。ふだん何気なくやっていて、あまり意識することはないんですが、大事にしていきたいと思っています。アイコンタクト

アイコンタクトには、ほかに、競技中や仕事上でのサインを送るためのアイコンタクト、目に装用するコンタクトレンズ、飲むカクテルなどもあるようです。ちなみに、似た言葉で、パソコンのアイコン (icon) は、物事を絵で簡単にあらわそうとしたもの。

また、別に機会があれば、人とつきあう上でとても参考になる『共感度 Empathy degree, Sympathy degree』ということについても触れてみたいと思っています。

ejima_ac at 13:00 コメント( 0 )トラックバック( 0 )  この記事をクリップ!

再び、ハマシギ - 2008年03月09日

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2008(H20)年2月13日に『ハマシギ 浜鷸』をアップしていますが、また、撮りに行きましたので、再びアップします。
この時期、この干潟に行くと必ずといっていいほど居ますね。

 ハマシギの群舞 ここに写っているのはごく一部、それでも300羽以上?!
ハマシギ 1D掘

 ハマシギ
ハマシギ 1D掘

 ハマシギ
ハマシギ 1D掘

 ハマシギ
ハマシギ 1D

2月にこの場所からダイアモンド富士が見れるということでトライしたのですが、見事天候に恵まれず・・・。
また、挑戦してみたいと思っています。


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犬や猫にタマネギ類は与えない方がいいでしょう!  - 2008年03月04日

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タマネギ類は食べさせない方がいいでしょう! 『飼主のみなさま! 犬や猫にタマネギ類は与えない方がいいでしょう、
 これは今や常識ですよ!』
 この情報は我が国ではかなり浸透していると思われます。先日も、
 『ちょっとした隙に、タマネギを食べてしまった。どうしたらいいのか?』
 という問い合わせの電話がありましたので、ここでちょっとだけ
 書いてみます。

すぐ診せた方がいいですか?  
飼主の方は、『とにかく心配で、すぐ診せた方がいいですか?』と性急に訪ねてきます。
判断は難しいのですが、たくさん食べているようであれば、すぐに対処しなければいけないでしょうね。吐かせるなどの処置のほか、諸検査や治療が必要かもしれません。状況を診て判断することになります。
食べた量が少なければ、対症療法や経過観察でいい場合もあるでしょう。
でも、症状の重さに対する摂取量と体重の相関関係は明確になっていません。つまり、容量依存性とはいえないのです。

どんな症状が出るか? 
どういった点に注意してればいいか? 
食べたからといってすぐに症状が出るわけではありません。食べたあと、急性中毒になった場合には、1〜2日後に赤ワイン色のような尿が出て、さらに嘔吐・下痢などの消化器症状、元気がなくなる、心臓の鼓動が早くなる、目の結膜が白っぽくなる(貧血、ハインツ小体性溶血性貧血、黄疸)などの全身症状が出ることもあります(このような場合には入院治療が必要です。命に関わることもあります)。

繰り返しになりますが、すぐに症状が出るわけではないので、翌朝、赤〜赤黒い色のオシッコが出ないか、朝ご飯を食べる食欲があるか、ぐったりしていないか、吐いていないかなどを観察してもらいます。

食べ物 
タマネギ、ネギ類、ニンニクのほか、その汁、煮汁、スープ類なども対象となります。原因物質は熱に安定ですので、加熱調理してもその有害作用は残ります。具体的には、お味噌汁、ハンバーグ、すきやき(その煮汁)、チャーハン、お蕎麦の薬味などなど、非常に多彩な料理の中に原因物質は入っています。

前述しましたように、発症するか否かや病状の重さなどについては、これくらい食べたから必ず発症するというわけではないところがややこしいところです。私見ですが、犬や猫のタマネギ類に対する感受性の違いやその時の体調もあるでしょうし、タマネギ類に含まれる原因物質の濃度も一様ではないでしょうし、産地や種類によっても左右されるような印象もありますし・・・。
最近、C国のペット用やヒト用のフード類、医薬品を含む様々な生産物や加工品類に中毒を引き起こす事件が連日報道され、世界を驚かせていますが、いずれにしても、『中毒を起こす危険性があるものは避けましょう』という考え方で接した方が無難と思われます。

すべての犬や猫がタマネギ中毒 Onion Poisoning になるわけではありませんが、ネギ類を与えることになってしまわないよう、くれぐれもご注意ください。

ejima_ac at 21:00 コメント( 3 )トラックバック( 0 )  この記事をクリップ!

赤い鳥 ベニマシコ(紅猿子) - 2008年03月01日

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2008(H20)年2月の超強風の春一番の頃、ベニマシコも初挑戦でした。
“赤い鳥”、アトリ科の鳥の一部を指したものですが、水辺のアシ原や草原の赤い鳥といえばベニマシコの♂(オス)、全体が淡(あわ)い紅色(べにいろ)。
♀(メス)は割と地味で、淡い黄褐色(おうかっしょく)。
♂(オス)、♀(メス)とも翼に2本の白い翼帯(よくたい)があります。
名の由来は、お猿さんに似てのことでしょうか?!
この小鳥は、スズメよりもちょっと大きく、尾が長く、嘴(くちばし)は丸味を帯びてやや小さめ、翼は短め。

 ベニマシコ♂
ベニマシコ♂ 1D掘

 翼は短め 飛翔は波形
ベニマシコ♂ 1D掘

 ベニマシコ♀
ベニマシコ♀ 1D掘

 ベニマシコ♂
ベニマシコ♂ 1D掘

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ベニマシコの小話:鳥綱、スズメ目、アトリ科、ベニマシコ属、ベニマシコ種
『フィフィ』とやわらかい声でたがいに鳴き合う。
ベニマシコはアトリ科の中でも、嘴(くちばし)は小さい方。
短めのつばさを速くはばたき、飛翔は波形。

ejima_ac at 21:00 コメント( 0 )トラックバック( 0 )  この記事をクリップ!