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猫の角膜分離症 Feline Corneal Sequestration[2] - 2019年10月01日

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毎年診る『 猫の角膜分離症 - Corneal Sequestration 』は、世界的には短頭種の猫に多く、また、わが国の日本猫にも多く見られます。この病気は角膜の代謝性疾患で、多糖体や鉄の貯留(代謝異常)が進む疾患です。
私自身も大学に勤務していた頃に多くのこの病気に遭遇し、その経過、知見について論文としてまとめています。


 ・ JSAVA. No.32(2). 3-10, 1992 
     8例の事例について、極めて初期のステージから慢性の重度な状況に至るまでの観察をしています。
     極めて初期の段階から進行していく様を観察し、特発性の可能性が高い角膜の代謝性疾患について解説し
     ています。

 ・ J.Vet.Med.Sci. 55(6):1051-1052,1993 
     重度な猫の角膜病変部から定性、定量分析、蛍光X線分析などを用いて、鉄の集積を検出し、かつその鉄
     は輪部からの新生血管(血液)由来ではない(角膜上皮下での集積である)ことを示しました。


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2019(H31)年4月のブログで、猫の角膜分離症の手術事例を紹介していますが、その後も経過を追っています。
初回は、球結膜によるフラップ手術を行い経過を見ているところでした。
今回は、球結膜フラップを切除する日の左目の所見とその切除後の経過について示します。

球結膜フラップ手術から28日目、フラップ切除の日の所見 左目のフラップはまだ付いています。 球結膜フラップ手術から28日目、
 フラップ切除の日の左目所見
 左目のフラップはまだ付いています。



球結膜フラップ切除から8日目の左目所見 角膜の白濁感はまだ強く残っています。 球結膜フラップ切除から8日目の左目所見、
 角膜の白濁感はまだ強く残っています。




球結膜フラップ切除から24日目の左目所見 少しずつ角膜の表面がスムースになり、透明感は出ています。 球結膜フラップ切除から24日目の左目所見、
 少しずつ角膜の表面がスムースになり、透明感は出ています。


 現在も経過は追っています。次の機会に紹介したいと思います。

          猫の角膜分離症 Feline Corneal Sequestration[1] - 2019年04月01日
          猫の角膜分離症 Feline Corneal Sequestration - 2012年03月09日
          猫の角膜分離症(Feline Corneal Sequestration)- 2011年08月01日

飼主様に役立つ情報はこちら

ejima_ac at 11:00 コメント( 0 )  この記事をクリップ!

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