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全身性アカラス症に奏功したフルララネル(ブラベクト錠) - 2016年06月01日

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アカラス(ニキビダニ)症 治療前と後 今回は、アカラス症*の子の紹介です(0074*7800 nR TN)
 以前にも当ブログでアカラス症を紹介しています。
 今回は『全身性』というところがポイントです。
 事例はノーフォークテリア、7ヶ月齢、♂、5.64Kg の子です。
 2週間前から頭部皮膚の脱毛、赤み、痒みが出てきたとのことでした。
 皮膚病は全身に広がっており、背中、腹部、四肢、おしり、しっぽまで、
 皮膚は肥厚し出血を伴い、痒みや痛みはとてもひどい状況でした。
 検査の結果、下の写真のようにニキビダニ、細菌感染を認めました。

皮膚の検査 アカラス(ニキビダニ)症


皮膚炎は全身に広がっていて元気もない状況だったので、治療は入院下で行いました。アイボメックの注射を1回投与しました。連日、その治療でいくつもりでしたが、全身状態は悪く、ぐったりした状態が続いていたので、アイボメックの注射はやめて、フルララネル(ブラベクト錠、250mgT)での治療に切り変え、その薬を入院2日目に1回飲ませました。

毎日のサポート療法としてはマイクロバブルでの全身シャンプー、オゾン水温浴での全身洗浄、抗生剤、痒み止めの治療を施しました。少しづつ改善に向かい8日目には退院、通院治療に切り替え、40日目のところでは体重も増えて皮膚症状は治癒しています。

今回は、アカラス症が全身に広がり悪化していたので入院下での集中した治療管理としましたが、基本となる治療薬は1回の経口投与で済むというのはとてもいいですね。

*: アカラス症は、『イヌニキビダニ』(上の 皮膚の検査 の写真左)の異常増殖が原因で、その特徴から全身性、四端性、局所性に分けられます。細菌の二次感染が起こると、全身の皮膚に化膿や出血などもみられます。全身性や四端性では、脱毛や皮膚の赤み、フケといった症状が口や目のまわりから首へと広がり、ひどくなると耳、胴、手足、おしり、しっぽなど全身に広がります。本症は、症状が軽くても1ヶ月以上、ひどい場合は数ヶ月間にわたる治療(飲み薬なら毎日、注射なら週1での投与)が必要になります。治療をしないなどで非常にひどくなった場合は死に至ることもあります。

飼主様に役立つ情報はこちら

ejima_ac at 00:00 コメント( 0 )トラックバック( 0 )  この記事をクリップ!

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