ある日の東京ウエスト動物病院 Blog|東京都小平市学園東町の動物病院

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ある日の東京ウエスト動物病院 Blog

1年ほど前から目が見えない気がする(1)  - 2011年02月01日

ご訪問いただきありがとうございます。

『目が見えない気がする。』
この訴えは、ある飼主様の言葉です。
どのような行動からそう思われたのでしょうか?
よくお話を聞いてみると、次のような点が浮かび上がってきました。

 ・おもちゃの場所がすぐにわからず、探している  
 ・わかりにくそうにしている
  
 ・1年ほど前から この Low Vision(ロービジョン)の状態は進行しているよう
などなど。

なるほど、かなりの視力低下か見えていない様子がありそうです。

このような時、どのような病気や異常が考えられるでしょうか? と進むわけですが、
診る側からすると、こういった場合、先ず二つに大別します。
 1.目は汚く、痛みはあるか?
 2.目はきれいで、痛みはないか?

それぞれの具体例を示すと次のようです。
汚い目 左の写真は、
 上記1(目は汚く、痛みはあるか?)の例です。
 メヤニなどの分泌物のほか、
 目の表面(角膜)の新生血管や白濁などもあり、
 濁って目の中も見にくい。
 瞳孔(どうこう)もはっきり見えないほどです。
 目は汚く、痛みもある。
 Low Vision(ロービジョン)の状態です。


きれいな目 左の写真は、
 上記2(目はきれいで、痛みはないか?)の例です。
 目はとてもきれいです。
 分泌物や濁りもなく、瞳孔(どうこう)はくっきり見えます。
 目を痛がる様子もありません。
 でも、Low Vision(ロービジョン) です。




この大別が診察の第一歩です(続き)。

     ・ 見えなくなった
     ・ ぶつかる〔動きがおかしく、急にぶつかるようになった〕
     ・ 白内障体感レンズ
     ・ ひとことケア(5) 緑内障

ejima_ac at 00:00 コメント( 0 )  この記事をクリップ!

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